外国人のための日本語学習をサポートするための有用なツールの開発の試みの第1弾としてフラッシュカードアプリを作ってみました。
主な機能:
音声認識機能を使って学習者が発声およびその確認ができる。
音声合成機能を使って学習者が発音を確認できる。
収容したカードのセットは
- ひらがな50音
- かたかな50音
- 漢数字
- 「みんなの日本語」初級1課から50課の新出単語
アプリ自体は無償で利用
インストール要件:
- Windows XP, Windows Vista, Windows 7
- 常時インターネットに接続されていること
注意事項
Windows XPの場合
Microsoft Office などの音声認識アプリが追加的にインストールされていないと音声認識は利用できません。
Windows 7 UltimateまたはEnterprise の外国語版の場合
日本語の言語バック(Language Pack)をインストールする必要があります。インストールは Windows UpdateからまたはMicrosoftのホームページの案内を参考にしてください。
Windows 7 Ultimate 以外の外国語版の場合
日本語の音声認識のために日本語言語パックが必要ですが、マイクロソフトは公式にはインストールできないことになっています。ただし、あるソフトウェアを使ってインストールする方法がこちらで紹介されていますので参考にしてください。
実行方法
こちらのリンクを開いて「Install」ボタンを押してください。自動的にインストールが開始されます。なお、プログラムのインストールに当たってセキュリティの警告が出る場合がありますが、当方を信用していただいてインストールを許可してください。
日本語フラッシュカードインストールと実行
使い方
カードセットの選択
左上のリストボックスから練習する項目を選択します。
発声します
音声認識が正しく動作していればマイクに向かって発声します。なお、音声認識の精度はそれほど高くありません。必ずしも正確な発音でなくてもとおってしまうことがあります。発生が正しい場合は次のカードへ進みます。
お手本の発音と先生モード
スピーカーのアイコンをクリックするとお手本の発音が聞けます。TeacherModeのチェックを入れるとカードが表示される初めにお手本の発音が自動的に鳴ります。
※音声合成はGoogleのSpeechAPIを利用して1語ずつインターネットからダウンロードされます。音声は不自然に聞こえることがあります。
ご意見ご提案を募集します
このソフトはまだ試作段階のものです。より利用価値のあるものに高めるためにみなさんのご意見ご要望、アドバイスなどをぜひお寄せください。今後の改良の参考にさせていただきます。
最後に
「みんなの日本語」の単語リストの作成には「日本語教師の教案」http://kyoan.u-biq.org/ を参考にさせていただきました。