中華アンプの最高峰(のはずの)Indeed TDA7498E が DENON PMA-1500SE に完敗の巻

【環境】

友人宅に、我が方の Indeed TDA7498E を持ち込んで試聴比較しました。

1)YAMAHA WXC-50 => DENON PMA-1500SE => KEF LS50
2)YAMAHA WXC-50 => DENON PMA-1500SE(プリアウト) => Indeed TDA7498E => KEF LS50

音源はまさかの Google Play Music から Bluetooth(AAC)で飛ばしたJPOP。
音源の音質が悪すぎて比較にならないかもしれないと思うところに違いがあったことに大きな差があったことになります。

【試聴】

低音域の安定感とボリュームは両者互角か、もしかするとIndeedのほうがやや優勢かと思うところもありました。しかし、低域から高域にかけてのフラットな安定感と、空間的な表現は圧倒的にDENONの勝でした。空間的に広がる表現は高域成分が優れていることに依っていると思われますが、Indeedの高域成分も実際には雑なものだったと思い知ることになりました。左右の分離については音源が音源だけに、注意して聞くことができませんでしたが、DENONのディスクリートな回路設計から悪いはずもなく不問ということにします。


【結論】

有名メーカーの技術を結集した中堅機種が1万円の中華アンプに負けるはずがないという、順当な結果だといえばそうかもしれません。これまで、私自身中華アンプを持ち上げすぎていた感じもあるので、反省も込めて、ここで、中華アンプの相対的な立ち位置が見えてきたのでまとめてみましょう。

パワーアンプ部分の単純音質比較として結論を先に書けば

YAMAHA AVアンプのハイエンド RX-A3060 < Indeed TDA7498E < DENON PMA-1500SE

定価ベースでみると

¥270,000 < ¥10,000 < ¥90,000

チャンネル単価にすると

¥30,000 < ¥5,000 < ¥45,000

だんだん見えてきましたね。

仮説)Indeed TDA7498E はメジャーなプリメインアンプのチャンネル単価3万円~4.5万円の間の音質である。

例えばYAMAHAのプリメインのラインナップから

A-S501 チャンネル単価 30000
A-S801 チャンネル単価 50000
A-S1100 チャンネル単価 100000

すると、仮説を基にするとIndeedのアンプは A-S501と同等、A-S801には負けるかもしれないかなということが予想されます。

あくまで、一つの見方なので、プリメインアンプをアップグレードする際などの参考までにしてくださいね。

 

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